体験味噌造り
平成10年12月3日

材料 大豆20キロ、米麹20キロ、粗塩7.2キロ、ふり塩1.8キロ用意。

前日大豆をよく水洗いし虫が食っている豆(無農薬の証拠)や汚れている豆を取り除きました。

翌朝、5時30分あたりはまだ真っ暗で寒かった。

素早くかまどに火をつけてあたりながら、丸い浴槽みたいな大きな鍋でお湯を沸かし1時間後に沸騰しました。

沸騰した鍋の中に20キロの大豆を入れて煮込みに入る。中は暗くて何も見えない。

途中腹が減ったのでコンビニにおにぎり、鍋物を買い出し行く。先が長いので腹ごしらえ。
大豆を撹拌する為の大きな木べらが必要となり、リゾートインのオーナー佐伯さんがアッという間に作成してくれました。

時々撹拌してなおも煮込み続ける。湯気で中が見えない。


4時間たち大豆を親指と小指でつまんで堅さをチェック(熱っち熱っち)。

だいぶ柔らかくなりここで火から鍋をはずしました。

大豆の量20キロが約3倍の60キロに増えていました。

この後すべてを4等分に分けて作業にはいりました。
作業工程もすべて4回。

まず5キロの米麹をよくほぐし、そこに1.8キロの粗塩をいれまぜ合わせる(塩切り麹と言うそうです)。

切り傷があると非常にひりひり痛い。

人肌位(人肌位ってどの位だろう?)にさました大豆をミンサーで砕き、塩切り麹とよく混ぜ合わせ、時々煮汁で堅さを調整。

ミンサーで砕くときハンドルを回す手作業で、かなり腕が疲れます。この作業を4回やるので大変だ。

受ける容器の準備をします。

まず容器の水滴を拭き取り、ふり塩200グラムを底にまきました。


そこに、おにぎり位の大きさにした味噌玉を空気が入らないように容器底にぶつけるイメージで詰めました。

詰めたら残りのふり塩250グラムを表面が白く成る位にふる。


上にクッキング・ペーパーを敷き、炭を置き、蓋をして冷暗所に保存します。

左の容器が4つ出来ました。(一つの容器の味噌の重量は23キロ、材料費は6325円)


作業に関わった人数10人。仕上がりの総重量は92キログラム、作業時間8時間、材料費25300円、かかりました。

土用のあたりに容器の味噌を上下に切り返す予定。

そして10ヶ月位で食す事が出来るそうです。

てまえ味噌 この意味が少しわかったようなきがします。

皆さんやったネ!!

最後に味噌造りのアドバイスをしてくださった、ペンションセロのオーナー堀口さん

大豆を仕入れてくださった、ペンションボーンフリーの井波さん

大きな鍋やかまど、ミンサーなどの道具を貸してくださった、河口湖たまやのお婆ちゃん

みなさん有り難うございました。